
今回は『和歌山市こども科学館の水槽展示』について解説していきます。
紀ノ川にちなんだ水槽展示には、私たちに身近なフナの姿が見られましたよ。

フナがいるんですね!
どんなふうに展示されていたのか、くわしく知りたいです!
和歌山市こども科学館




和歌山市立こども科学館は、1981年に開館した科学館で光・音・電気・宇宙・地震などを体験型で学べるミュージアムです。
1~3階では遊びながら科学の原理に触れられます。
4階には天体の解説コーナーとプラネタリウムを備え、星空解説や全天周映像を上映しています。
定期的に実験教室や自然観察イベントも開催され、親子で楽しく学べる地域の人気施設です。
フナのいる水槽

和歌山に流れる紀ノ川。
その生き物を紹介する水槽展示の中に、フナの姿がありました。


展示されていた個体には種名の記載がありませんでした。
見た目からはおそらくギンブナだと思われます。
体長は15cm程度と比較的大型で、水槽全体で10尾ほどが泳いでいました。
健康状態はそれなりに良いですね。
展示水槽の特徴

水槽の関連設備はうまく枠で隠した展示です。
魚たちはある程度環境に慣れているようにも見えます。
ただ、水槽のスペース自体はそこまで大きくないため、逃げ場が少ないせいかもしれません。
水槽の底は砂地で、照明はほとんどありません。
岩はおそらく紀ノ川の河原から採取されたものでしょうか、自然感のある石が入れられていました。
ただ、水槽内の照明は控えめかつ、室内の照明はしっかりと明るいので水槽内の映り込みは気をつけましょう。
展示パネルと魚があっていない問題


展示水槽は、大型水槽を三つに仕切って構成されており、それぞれに生息生物のパネル解説がついています。
しかし、実際の展示内容とパネルの内容が一致していないのが気になります。
- 一番端の水槽「モクズガニ」の解説がありましたが、
実際にはモクズガニの姿はなく、ドンコが一匹だけ。 - 真ん中の水槽は「カワニナ」の解説パネルがありますが、
泳いでいたのはフナとコイ、ドジョウのみ。 - 一番奥の水槽は「オイカワとドジョウ」の解説でしたが、
こちらもフナとコイしか見当たりませんでした。
特にコイは体長60cm近い個体もおり、水槽の幅と同じくらいのサイズなので、かなり窮屈そうに見えます。
そして、なぜか改良品種が採用されています。
環境再現がうまくいっていないようであれば、いっそのことわざわざ区切っている仕切りを取り外してひとつの大きな水槽にしてしまった方が、見ごたえのある展示になるのではと感じました。

施設全体としては少し古さを感じさせる印象ですが、こどもたちが多く訪れる場所ということもあり、水槽展示だけは何とか維持しているといった雰囲気です。
展示されている生き物の種類が少ないのは、おそらく寿命や飼育の難しさによるもので、
結果としてフナやコイといった寿命の長い魚だけが残っているのでしょう。
カメのいる水槽にもフナ

ちなみに、フナの展示している水槽コーナーの隣には、かつてカニを展示していたと思われる低めの水槽がありました。


ここにはカニは見かけず、現在はクサガメとイシガメが飼育されており、水中を泳いでいたり、陸地で甲羅干したりしている姿を確認できました。
さらに水中部分でフナが泳いでいるのが確認できました。
ただ、水槽を横から覗くことができないため、フナの顔は確認できませんでした。
水槽のテーマと展示内容がかみ合っていないのは残念ですが、
展示そのものの内容は悪くありません。

いっそ展示パネルをフナ特化に変更してしまえば、
私のような「フナマニア」な子供たちには刺さる展示になるかもしれません。

…いるかどうかはわかりませんが。
まとめ

ということで今回は『和歌山市こども科学館の水槽展示』について解説していきました。

展示パネルと実際の魚が違っていても、
フナの展示自体は見ごたえがあるんですね。

展示の工夫次第で、
もっと魅力的なフナ展示に発展する可能性も感じられる場所でしたね。
施設情報
- 住所
〒640-8214 和歌山市寄合町19番地 - 電話番号
073‑432‑0002 - 営業時間
9:30~16:30 - 休館日
月曜日(祝日の翌平日)、12/29~1/3 - 入館料
高校生以上300円、小・中学生150円、未就学児は無料
※プラネタリウムは別途同額(大人300円、小中学生150円)
アクセス
- 南海「和歌山市駅」より徒歩約5分
- JR「和歌山駅」からバス「市役所前」下車徒歩約5分
- 駐車場
8台(無料)、満車時は近隣有料駐車場利用しましょう。


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