【フナのいる水族館】マリンピア日本海

水族館
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今回は新潟市にある越前松島水族館のフナ水槽について解説していきます。

日本海を大水槽で再現したりと日本海に力を入れている水族館ですが、フナはいました。一緒に見ていきましょう。

日本海への誇りを感じる展示

マリンピア水族館は1990年にオープンした水族館であり、いわゆる巨大水族館時代の先駆けとも言われる水族館です。

日本海大水槽は荒ぶる日本海の内側に生息する多くの巨大魚を収容し、その魚たちが屈強に泳いでいる様を目撃することができます。

また、この水槽には水中トンネルも存在し、下から魚にお泳ぐ姿を拝むことができたり、魚の群れの流れを見れたりと、さまざまな角度から日本海に生息している生物の魅力を感じることができることでしょう。

フナのいる水槽

信濃川下流域

メインの日本海の展示を過ぎたところからは、日本淡水魚がメインのコーナーに入ります。

ここのテーマは信濃川の自然。

日本最長の河川とも知られている「信濃川」そんな河川の環境について上流から下流までのそれぞれの環境に生息している生物をジオラマで再現しつつ展示を行なっています。

フナがいる場所は一番最後である下流域のコーナー。

上流〜中流にかけては擬岩を用いたり植物が植っていたりといかにも自然の中の一部のような感じでしたが、ここは側面がコンクリートで覆われており、擬岩はほぼ一部。人間の生活下に生息する魚の展示といったところでしょう。

水槽の底は白っぽい砂が敷き詰められています。本来なら河川の環境に合わせて大磯砂のような濃い色の砂利を敷きたくなるところですが、元々模様や明るい色味のないここの飼育個体だと目立たなくなってしまい、水槽全体が重くなってしまいます。

底面を明るい色にすることで、体色が暗くなりがりな大型魚が目立ちやすくなる工夫がなされています。

岩と擬木が一部存在する程度とよくいってしまえば魚の泳ぎやすいスペースを確保している水槽。悪く言えば殺風景な空間となっていますね。

展示してる魚たち

フナは2種類いますが、それぞれギンブナと(ヘラブナ)ゲンゴロウブナになります。
ギンブナも体高が高めの個体が多いので、見分けるのは少し難しいかもしれませんね。

大抵の場合、フナは驚いた拍子に突進して水槽の壁や流木に体をぶつけてしまったりすることが多い
魚なので、大きい個体ほどどこかに目立つ傷が残っていたりそこから病気が発生することも少なくありません。

ここで展示している個体はどちらも体長20〜30cmと大きめなの体ですが、目立った傷などもなく、健康状態も良い印象を感じます。

水族館の飼育管理の精度の高さが見て取れますね。

ここの水槽で一番大きい個体はコイとナマズ。あくまでもフナは脇役というところでしょうか。
こういう水槽のあるあるですが、フナとナマズの混泳がよくありますね。

肉食魚との混泳はいかがものかといつも不安にはなりますが、ナマズの口よりも体が大きい個体なら捕食される心配は少ないですね。

展示個体:ギンブナ、ゲンゴロウブナ
混泳個体:ナマズ、コイ

魅力的な生物たち

ターポン

イセゴイの仲間であるターポン。銀色の体色が眩しい大型魚です。
鱗の形状や顔の形などを見ているとアロワナのような古代魚のような風格も感じることができます。

海に生息するコイ科魚類のように感じる魅力的な1匹です。

そのほか

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そのほかにも水族館の外には池があり、ここでは錦鯉が泳いでいる姿を見ることができます。

水が濁っていており、見通しは良くないですが、美しい柄を拝むことは可能となっています。
フナは・・・いないですね。

訪問記

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私がこの水族館に来た経緯ですが、「就活で最終面接の帰り道に立ちよった水族館」になります。

新潟に本社があるホームセンター企業の面接を受けに新潟まで新幹線でいきました。

その企業とは縁がありませんでしたが、この水族館と出会えた縁はありましたので、行ってよかったなと今更ながら思います。

水族館情報

TEL:025-222-7500
住所:新潟県新潟市中央区西船見町5932-445
URL:http://www.marinepia.or.jp
開館時間:9〜17時(季節により変動あり)
入館料:大人1500円、小中学生600円、幼児200円
年パス:大人3500円、小中学生1300円、幼児400円

交通:JR新潟駅からバスで約20分、終点下車すぐ。車の場合は北陸道新潟西ICから約25分
駐車場:あり

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