
今回は「守山市下之郷史跡公園」について解説していきます。
ここは弥生時代の環濠集落を再現した歴史公園なんだけど、なんとフナの展示もあるんですよ。

えっ、フナってあの魚のフナですか?
歴史公園に魚の展示ってちょっと意外です!

そうだね。でも実は、弥生時代の暮らしの中でもフナは大事な存在だったんだ。
今回はその背景も含めて、詳しく紹介していこう!
下之郷史跡公園とは


下之郷史跡公園は、滋賀県守山市に位置する国指定史跡「下之郷遺跡」を整備・公開している公園です。
弥生時代中期から後期にかけて存在した多重環濠集落を実物大で復元し、当時の暮らしや防御構造を体感できる空間となっています。
園内には竪穴住居や高床倉庫、環濠や木橋などが再現されており、歴史を身近に感じながら学べる点が大きな魅力です。
また、復元だけでなく、出土品や遺構の保存・展示も行っており、考古学的にも貴重な情報が詰まった学習施設となっています。
フナ水槽について
今回は滋賀県守山市にある「下之郷史跡公園」を訪れました。
ここは弥生時代の環濠集落を復元・展示している歴史公園でありながら、
なんとフナの展示も確認できる施設です。
特に、ゲンゴロウブナを単体で展示している貴重な場所として注目に値します。
小さな水槽で泳ぐ十数匹のゲンゴロウブナ

展示されていた水槽は60cmほどの大きさで、体長10〜15cm程度のゲンゴロウブナが十数匹泳いでいました。
少し過密気味で、水槽のサイズに対して個体数が多い印象です。
フナは成長すればさらに大きくなる魚ですので、
可能であればもっと広い展示スペースでのびのびと泳がせてあげたいところです。


個体の健康状態についてはやや気になる点もあり、
腹部が凹んで痩せているような印象を受けました。
中にはニゴロブナに似た特徴を持つ個体も見受けられ、同定に関心のある方には観察しがいのある展示かもしれません。

水槽には照明が設置されておらず、全体的に暗い雰囲気の中で展示されています。
魚にとっては落ち着ける環境かもしれませんが、
人に対する馴れは少なく、近づくとやや警戒する様子が見られました。
フナ単体展示の価値と丁寧な解説

フナを単独で展示している水槽は、地域の資料館や展示施設では意外と少なく、ここでの展示は非常に貴重です。
展示には解説パネルも設置されており、
ゲンゴロウブナの特徴や歴史的背景について学ぶことができます。
特に感動したのは、この地域から出土したとされるフナの咽頭歯ついて紹介されていたことです。
今回は現物を確認することはできませんでしたが、
弥生時代からゲンゴロウブナがこの地域で採取されていたことを示す証拠として、非常に興味深いですね。
再現された環濠と小さなゲンゴロウブナたち


公園内には再現された環濠(かんごう)集落があり、その池の中を小さなゲンゴロウブナの稚魚が泳いでいました。
体長は数センチ程度で、表層を群れで泳ぐ姿はとても可愛らしく、訪れた人々の目を引いていました。

「はやく大きくなあれ」と応援したくなるような、自然と歴史が融合した素敵な展示空間です。
まとめ
守山市下之郷史跡公園は、単なる歴史展示にとどまらず、地域に根ざした生き物――とくにフナの文化的・生態的な背景にまで触れられる貴重なスポットでした。
ゲンゴロウブナの展示はやや過密な印象があるものの、展示としての丁寧さや情報の豊富さは素晴らしく、訪問する価値のある施設です。

ということで、今回は「下之郷史跡公園」について解説していきました。
歴史的な遺構に加えて、フナの展示があるのは本当に珍しいですね。

弥生時代の人たちもフナを食べてたって考えると、ちょっと身近に感じますね。
しかも現地で稚魚まで見られるなんて、すごいです!

過去と今がつながる、貴重な学びの場だと思います。
興味が湧いたら、ぜひ一度現地に足を運んでみてください。
施設情報
- 住所
〒524‑0013 滋賀県守山市下之郷1‑12‑8 - 電話番号
077‑514‑2511 - 営業時間
午前9:00~午後5:00(資料館・展示エリア共通) - 休館日
火曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日、年末年始(12月29日~1月3日) - 入館料
無料
アクセス
- 電車
JR琵琶湖線「守山駅」または「野洲駅」からバス利用 - 近江鉄道バス
「下之郷東」停留所から徒歩約2~5分 - 車の場合
栗東ICから約14分
周辺に有料駐車場あり


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