佐潟水鳥湿地センター|フナのいる小さな水族館

小さな水族館
先生
先生

今回は「佐潟水鳥・湿地センターの展示」について解説していきます。
新潟の自然や湿地の魅力を身近に感じられる施設なんですよ。

男の子
男の子

湿地センターって名前からして、自然観察や環境の勉強ができそうですね。
どんなところなんですか?

先生
先生

そうですね、
地域の自然と人との関わりを知ることができる貴重な場所なんです。
学びながら楽しめる工夫もたくさんあるんですよ。

女の子
女の子

なるほど、観光や学習どちらにも役立ちそうで楽しみです!

佐潟水鳥・湿地センターとは

佐潟水鳥・湿地センターは、1996年に佐潟がラムサール条約登録湿地となったことを受け、新潟市が環境省の設置により1998年に開設された自然保全および普及啓発の拠点施設です。

館内には湿地の歴史や佐潟の生態系、保全取り組みとともに、水鳥や水生植物に関する展示が整備されており、観察スペースからはコハクチョウなどの飛来する姿も観察できます。

センターでは定期的に自然散策や探鳥会、子ども向け観察教室など多彩なイベントを開催。地域やラムサール条約湿地の重要性について学び、自然と触れ合える場として親しまれています。

新潟県と湿地

新潟県は日本有数の潟や湿地の宝庫で、その代表例が新潟市西区にある佐潟です。

佐潟は県内最大の砂丘湖で、周囲をヨシ原に囲まれ、多様な魚類や水生昆虫、渡り鳥の重要な生息地となっています。冬にはコハクチョウをはじめとする多くの水鳥が飛来し、国際的にも貴重な渡り鳥の中継地として知られます。

新潟県内にはこのほか福島潟や鳥屋野潟などがあり、いずれも農業用水や地域の暮らしと深く結びつきながら自然環境を育んできました。

先生
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潟と人との共生は新潟の歴史や文化を語る上でも欠かせない要素です。

フナ展示水槽レポート

新潟県の佐潟は、ラムサール条約湿地として国際的に知られる自然環境です。

水鳥や湿地の自然を紹介する「佐潟水鳥・湿地センター」には、野鳥観察だけでなく、館内で魚やカメを観察できる展示水槽が設置されています。

先生
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今回は、館内にある3つの水槽の様子を紹介します。

入口の小型水槽 ― ギンブナ2匹

入り口入ってすぐのスペースには、60cm水槽が設置されています。

こには体長10cm未満のギンブナが2匹泳いでいました。小型で黄色みがかった体色が可愛らしく、来館者を迎える存在になっています。

水槽は壁のくぼみに置かれており、落ち着いた環境です。底砂は敷かれていませんが、浮遊植物のマツモが植えられていました。

ただし水質の影響か、マツモが崩れ気味で、水槽の前面には茶ゴケも見られました。フィルターは小型の外掛け式で、上部には照明があり明るさは十分。

先生
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写真撮影はしやすい環境ですが、
水換えや掃除をもう少し工夫するとさらに見栄えが良くなるでしょう。

大型水槽 ― 20cm級のギンブナ

館内奥には180cmの大型水槽が設置されており、こちらには20cm前後の大きなギンブナが展示されています。
魚自体は健康そうですが、やや落ち着かないのか、水槽の端でフィルターの陰に隠れている姿が見られました。

水槽の底には砂が敷かれ、パイプや割れた植木鉢が置かれています。

かつてはナマズやウナギといった魚を飼育していた可能性もあり、展示の歴史を感じさせます。

フィルターは大型の外部式で水質管理は安心できるものの、水流が強いためフナが動きづらくなっている印象もあります。

規模も大きく設備も整っているため、複数のフナや他の淡水魚との混泳を行えば、より賑やかな展示になるでしょう。

また、水槽は3面が透明ですが、一部を不透明化した方が魚にとって落ち着いた環境となりそうです。

先生
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照明設備がなく自然光に頼っている点も改善の余地があり、安定した光源を設置すれば観察や撮影がしやすくなるでしょう。

クサガメの水槽

もう一つの水槽にはクサガメが展示されています。
水辺の生き物を間近で観察できる貴重な展示で、子どもたちにも人気のコーナーです。

先生
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魚と爬虫類を同時に見られることで、湿地環境の多様性を体感できる良い機会となっています。

展示への期待

佐潟は「ラムサール条約湿地都市」として世界的に評価されています。

魚や水生生物の展示は、実際の自然環境を再現する難しさがある一方で、来館者に湿地の豊かさを伝える重要な手段です。

今後は水槽展示の改善や工夫を重ねることで、施設の魅力がさらに高まると感じました。

水鳥だけでなく、水槽にいるフナやクサガメを観察することで、佐潟の自然がより身近に感じられるでしょう。

フナ展示のおまけ

館内の窓際には「潟の生き物」を紹介する観察コーナーがあり、そこには引き出し式の展示が設けられています。
引き出しを開けると、水中に生息する代表的な魚たちが模型や写真で紹介されており、「カムルチー(ライギョ)」や「コイ」と並んで「フナ」の姿を確認することができます。

フナは同じコイ科に属するため、大型魚であるコイや肉食性のカムルチーと比較するとやや地味に思われがちです。
しかし、それでも展示の一角にしっかりと取り上げられている点は嬉しいところです。フナは新潟の潟や川に昔から生息し、人々の暮らしや食文化とも深く結びついてきました。

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こうした展示を通じて「潟に暮らす魚たちの多様さ」とともに、身近な存在であるフナが環境や文化に果たしてきた役割にも目を向けるきっかけになるでしょう。

コラム:柱に描かれた潟のジオラマとギンブナ

館内には円柱状の柱を利用したユニークな展示があり、そこには潟の景色を表現したジオラマ風のイラストが描かれています。

イラストの大半は水中の世界が描かれており、水草が揺れる様子や多様な魚たちの姿が丁寧に描き込まれています。まるで潟の中に潜り込んで観察しているかのような臨場感を味わえる展示です。

注目すべきは、その中にしっかりと「ギンブナ」の姿が描かれていることです。
コイやモツゴといった潟でよく見られる魚と並んで、フナが一員として登場しているのはとても嬉しいことです。

ギンブナは新潟の潟にとって身近で重要な存在であり、地域の自然や文化を象徴する魚のひとつといえます。

佐潟いきものカードと魚のラインナップ

佐潟水鳥・湿地センターには「佐潟いきものカード」というオリジナルカードが用意されています。
これは公園内に生息している動物、鳥類、昆虫、植物を紹介するカードで、実際にフィールドで観察した生き物を手軽に調べられる便利なツールです。

先生
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子どもたちにとっては集める楽しみもあり、自然学習をより身近に感じられる工夫となっています。

魚類の解説カードもあり、現在は「コイ」「メダカ」「ハゼ(3種類)」がラインナップされています。ただし残念ながら「フナ」は含まれていません。佐潟の環境を代表する魚であることを考えると、今後のラインナップにぜひ加えてほしい存在です。

フナがカードに登場すれば、潟の生態系の理解がさらに深まるだけでなく、来館者にとっても地域の魚に親しむ良いきっかけになるでしょう。今後の拡充に期待したいところです。

まとめ

先生
先生

今回は「佐潟水鳥・湿地センターの展示」について解説していきました。
自然と向き合える施設としての魅力を感じていただけたでしょうか。

女の子
女の子

はい、とても身近に自然を体験できる場所なんだなと思いました。

先生
先生

そうですね、訪れる人にとって学びと発見の場になります。
機会があれば、実際に足を運んでみてくださいね。

男の子
男の子

はい、ぜひ行ってみたいです!

施設情報

  • 住所
    〒950‑2261 新潟県新潟市西区赤塚5404‑1
  • 電話番号
    025‑264‑3050 
  • 公式サイト
    https://www.city.niigata.lg.jp/nishi/shisetsu/yoka/sakatashicchi.html 
  • 営業時間
    午前9時~午後4時30分
    冬季(11月~2月)の土・日曜は午前7時開館 
  • 休館日
    月曜日(祝日の場合は翌日)
    年末年始(12月29日~1月3日) 
  • 入館料
    無料  

アクセス

  • 公共交通機関
    JR越後線「越後赤塚駅」より徒歩約40分、またはタクシー約10分
    JR越後線「内野駅」よりタクシー約15分
    越後赤塚駅近くにある「フォトショップサムセング」で「来る来るサイクル(西区無料レンタサイクル)」を借りて、自転車で約10~15分
  • 車利用
    北陸自動車道「新潟西IC」または「巻潟東IC」から車で約30分、駐車場(普通車200台・無料)あり 
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