
今回は「豊田市博物館とアクアリウム展示」について解説していきます。
2024年にオープンしたばかりの博物館には、フナやウナギなどの淡水魚を展示する水槽もありますよ。

えっ、博物館に水槽があるんですか?
展示内容だけじゃなくて生きた魚も見られるなんて楽しそうですね!

そうなんです。
展示のテーマも季節ごとに変わって、地元の川「矢作川」の自然が体感できるようになっているんですよ。
豊田市博物館について


豊田市博物館は、2024年4月に開館した総合博物館で、豊田市の歴史、文化、自然、産業をテーマに展示しています。
旧郷土資料館と近代の産業とくらし発見館の機能を継承し、建築家・坂茂氏が設計、庭園はピーター・ウォーカー氏が手がけました。
館内には常設展示や企画展示、交流スペース「えんにち空間」があり、市民参加型の活動も展開しています。豊田市美術館に隣接し、地域の魅力を多角的に発信する拠点となっています。
入り口すぐに広がる水槽コーナー

館内右側の入り口から入ってすぐの場所に、水槽展示コーナーがあります。ここでは「とよはくアクアリウム」というテーマで、豊田市を流れる矢作川に生息する魚たちが紹介されています。
現在は「春の小川で発見」というサブテーマのもと、水槽管理チームが実際の河川で採集したメダカとモクズガニを展示していました。
矢作川について

矢作川は、長野県の大川入山を源とし、岐阜県、愛知県を経て三河湾に注ぐ全長118kmの一級河川です。
流域面積は1,830km²で、豊田市や岡崎市などを流れ、流域人口は約74万人です。
古くから舟運やアユ漁、水遊びなどで人々の生活と密接に関わってきました。
現在も飲料水、農業用水、工業用水、発電など多目的に利用され、豊かな生態系を育むとともに、地域の暮らしと産業を支えています。
ニョロロ〜ンな魚たちも!



「矢作川のニョロロ〜ンな魚」というユニークなテーマでは、ニホンウナギ、ナマズ、カワアナゴが一つの水槽で展示されています。黒くヌメッとした見た目の肉食魚が一緒に泳ぐ様子は、個人的にとても魅力的でした。
フナの展示は2箇所!


大型4面ガラス水槽




1つ目のフナ展示は、2mを超える大型の4面ガラス水槽です。この水槽では、コイやニゴイといった大型魚をはじめ、モツゴ、タナゴ、ギギ、カワアナゴなど多種多様な魚が混泳しています。


フナは体長10cmほどの個体が展示されており、健康状態も良好です。外見や腹部に異常は見られず、非常に良い環境で飼育されている印象です。


ただし、一点懸念があるとすれば、カワアナゴとの混泳でしょうか。
水槽上部にいるカワムツの仲間には、体をかじられた跡がある個体も見られました。おそらくカワアナゴによるものでしょう。
幸い、フナにはそのような傷は見当たりませんが、水槽内に放置されたままの死魚もあり、水質悪化の原因になりかねません。

早急な対応が望まれます。
小型の「小川水槽」


もう1つのフナ展示は、小型魚のための「小川を再現した水槽」です。ここではモロコ、タナゴ、小型ドジョウなどが中心に展示されており、体長10cm未満のフナも確認できます。




この水槽の特徴は、空き缶やゴルフボール、落ち葉などがレイアウトとして配置されている点です。魚たちはそれらを隠れ家として利用しており、自然の小川のような雰囲気が演出されています。

また、水槽にはマツモが植えられており、フナ水槽としては珍しい水草展示がなされています。LEDライトを用いた天井照明のおかげで、常に水槽内が明るく、写真撮影も快適です。
展示されているフナの種類について

いずれの水槽にも、展示されているフナは「フナ類」とのみ表記されています。明確な種名の記載はありませんが、体型や体色から見てギンブナである可能性が高いと思われます。
入館料には注意!



ちなみに、これらのアクアリウム展示は常設展示とは別枠で、入館料を支払わずに自由に観覧することができます。
筆者は誤って入館料を支払ってしまいましたが、あくまで無料で楽しめる展示ですので、来館の際にはご注意ください。

なお、常設展示エリア内には、アクリル樹脂で標本化されたフナも展示されていました。
豊田市博物館|施設概要
- 住所
〒471-0034 愛知県豊田市小坂本町5丁目80 - 電話番号
0565-85-0900 - 開館時間
10:00~17:30(最終入場 17:00) - 休館日
月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始、展示替え期間 - 入館料(常設展)
一般 300円
高校・大学生 200円
中学生以下・市内在住者・障がい者 無料
アクセス
名鉄豊田市駅・愛環新豊田駅から徒歩約15分
駐車場あり(無料、約150台)
まとめ

ということで今回は「豊田市博物館とアクアリウム展示」について解説していきました。
展示だけでなく、生きた魚も観察できる施設として魅力的ですね。

すごく楽しそうです!
博物館って堅いイメージだったけど、身近な川や魚にふれられるのは新鮮ですね。


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