
今回は「津島市児童科学館の水槽展示」について解説していきます。
この施設はプラネタリウムで有名ですが、
実は館内に魚の水槽があって、珍しい魚も展示されているんですよ。

えっ、科学館なのに魚も見られるんですか?
それは知らなかったです!どんな魚がいるのか気になります!

そうなんです。透明鱗のフナや紅葉金魚など、地域性を感じる展示がされていてとても興味深いんですよ。
一緒に見ていきましょう。
津島市児童科学館とは


津島市児童科学館は、愛知県津島市に位置する、子どもから大人まで楽しめる科学館です。
1階の常設展示室では「宇宙を目指す人間生活」をテーマに、惑星や月のパネル展示があり、無料で見学できます。
2階には直径12メートルのドームを持つプラネタリウムがあり、星座や宇宙に関する番組を上映しています。
また、地元の淡水魚を展示する水槽や、化石の展示もあり、科学への興味を育む施設となっています。
入口すぐの水槽コーナー

科学館に入ってすぐ正面、突き当たりのスペースに設置された水槽展示には、4基の大型水槽(いずれも90cm以上)が並んでいます。そのうちのひとつにはフナの姿が見られました。
フナの展示水槽

水槽内のフナには個別の種名表記はありませんでしたが、体形や色合いから見て「ギンブナ」であると推測されます。


体長15cm前後のやや大型の個体が複数匹泳いでおり、非常に健康な状態が保たれています。ただし、人慣れしていないため、カメラを向けるとすぐに逃げてしまう様子が印象的でした。
透明鱗フナが群泳する珍しい展示

さらに隣の水槽では、金魚や通常のフナに混じって、透明鱗フナが多数飼育されていました。これらの透明鱗個体は体長10cmほどの小型で、やはりカメラを向けるとすぐに物陰に逃げていきます。
展示パネルでは、これらの魚を「エビスブナ」「エベツサマ」と紹介しており、透明な鱗をもつ突然変異の魚として解説されていました。
これらは津島市内の天王川公園の池に生息しているとのことです。

表記上は「キンブナ」とされていますが、背鰭の軟条数が15本以上あるため、キンブナとはやや異なるように見受けられます。形態的には「オオキンブナ」の可能性が高いと感じました。
これほど多くの透明鱗フナがまとめて展示されている施設は非常に珍しく、観察対象としても大変貴重です。



透明鱗フナの水槽では、混泳魚としてギンブナと思われるフナのほか、シマドジョウ、さらにヒブナも確認できました。
ヒブナに関しても、鱗に光沢がなく、透明鱗の特徴が見られました。
体型や色合いから「紅葉和金」としての品種的特徴を感じさせる個体も見られました。この施設では「透明金魚」と名付けていますね。
他の混泳魚と水槽環境


その他の水槽では、更紗和金や蘭鋳といった金魚品種も飼育展示されており、どれも体格がしっかりした立派な個体ばかりです。
津島市の近くにある弥富市は、全国有数の金魚の生産地として知られているため、このような展示にも納得がいきます。
水槽設備としては、上部フィルターが使用されており、濾過能力は十分です。ただし、水槽の下部にはコケがやや目立っており、掃除が行き届いていない箇所も見られました。

また、水槽表面には白いモヤのような水垢が付着しているため、撮影の際にはピントが合いにくく、映り込みにも注意が必要です。外光の差し込みが強いため、水槽の写真撮影は難易度が高めです。
透明鱗フナの起源を考える

津島でこれだけ多くの透明鱗フナが見られるというのは、非常に興味深い事例です。特に、近隣の弥富市は「紅葉金魚」発祥の地であり、その存在が大きく関係している可能性も否定できません。
天王川公園の池に自然発生しているという透明鱗フナが、かつて飼育されていた紅葉金魚の逸出個体の子孫であるという仮説も成り立ちます。
つまり、野生化した金魚が在来のフナと交雑し、その結果として透明鱗のフナが生まれたというシナリオです。
このような推測を検証するには、やはり遺伝子解析が不可欠ですが、地域の歴史や養魚背景をふまえると、突然変異種としてではなく、交雑種として捉える方が自然な印象も受けます。
近いうちに、念のため天王川公園の池を訪れて、実際に金魚が生息していないかを自分の目で確かめてみたいと思います。
施設情報

- 住所
〒496-0072 愛知県津島市南新開町2-74 - 電話番号
0567-24-8743 - 開館時間
9:00~17:00 - 休館日
月曜日(祝日の場合は開館)、年末年始(12月29日~1月3日) - 入館料(プラネタリウム)
大人(高校生以上)210円、小人(満3歳以上)110円
アクセス
- 電車
名鉄津島線「津島駅」から名鉄バス岩塚経由名鉄バスセンター行き「新唐臼」下車、徒歩15分 - 駐車場
あり(無料、約100台)
まとめ

ということで今回は「津島市児童科学館の水槽展示」について解説していきました。透明鱗フナの展示はとても珍しく、地域の歴史とも関わりがありそうですね。

はい!透明なウロコのフナって不思議で面白いですね。
近くの公園にも関係があるなんて、今度見に行ってみたくなりました!

それは素晴らしいですね。
科学館という枠を超えた展示の魅力、ぜひ体感してみてください。


コメント