本願清水イトヨの里 ― 湧水にすむ小さな命を守る場所

小さな水族館
先生
先生

今回は小さな水族館『本願清水イトヨの里』について解説していきます。

女の子
女の子

イトヨって、あまり聞いたことがない魚ですね。どんな場所なんですか?

先生
先生

福井県の大野市にある施設で、イトヨという珍しい淡水魚の生息地として知られているんです。実際に観察もできる、とても貴重な場所ですよ。

男の子
男の子

自然の中で暮らす魚を見られるなんて、楽しそうですね!」

本願清水イトヨの里 ― 湧水にすむ小さな命を守る場所

福井県大野市糸魚町にある「本願清水イトヨの里」は、国指定天然記念物にもなっているイトヨの生息地として知られる施設です。

ここは美しい湧水が流れる自然環境の中で、かつて日本各地の川に広く分布していたイトヨの姿を、今でも観察することができる貴重な場所です。

館内には展示コーナーや水槽、さらには実際の生息地をのぞける水中観察窓まで整備されており、小さな魚を通して水辺の自然の大切さを感じることができます。

希少な淡水魚「イトヨ」とは

イトヨはトゲウオ科に属する小型の淡水魚で、冷たい湧水の流れる場所を好んで暮らしています。
かつては日本各地の河川に分布していましたが、開発による水源の減少や外来魚の侵入などにより、現在では限られた地域でしか見られなくなりました。

繁殖期を迎えたオスは、背中が青く、腹部が鮮やかな赤色に染まります。この婚姻色はまさに自然が生み出す宝石のようで、水槽の中でもひときわ目を引く存在です。

オスは巣を作って卵を守る「子育て魚」としても知られ、巣の周りに近づく他の魚を追い払ったり、ヒレで新鮮な水を送りこんだりと、精一杯世話をします。

展示施設の見どころ

館内には、イトヨの生態や生息環境を学べる解説パネルや映像が用意されています。
湧水に支えられた生態系や、保全活動の取り組みについてもわかりやすく紹介されており、学習施設としての役割も果たしています。

特に印象的だったのは、施設の地下にある「水中観察窓」です。
この窓からは、施設のすぐそばを流れる湧水河川を直接のぞくことができ、自然の中で暮らすイトヨの姿をそのまま観察できます。

湧水の透明度が高く、底までくっきり見えるほどの澄んだ水。
多くの水中窓ではコケや濁りで視界が悪いこともありますが、ここでは職員の方々が丁寧に管理されているようで、ガラス面もとてもきれいでした。

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10月下旬の観察記録

私が訪れたのは10月下旬。イトヨの繁殖期はすでに終わりかけていましたが、それでも婚姻色の残るオスの姿を間近で見ることができました。
オスは巣の周囲で他の魚を追い払ったり、ヒレを小刻みに動かして卵に新鮮な水を送ったりと、子育ての真っ最中でした。

先生
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そんな生命の営みを静かに見守ることができるのは、この施設ならではの魅力です。

館内の水槽展示

館内には、水槽展示が2基確認できました。
1つ目はイトヨの飼育水槽で、地下の水中観察窓のすぐ隣に設置されています。
季節ごとに装飾が変わるようで、私が訪れた時はハロウィン仕様になっていました。

先生
先生

イトヨの繊細な姿にカボチャやオレンジ色の飾りが映え、
遊び心のある展示でした。

もう1つの水槽では、近隣の河川にすむ生き物が紹介されています。
タナゴやイモリ、サワガニなどが同じ水槽内で展示されており、小さな川の生態系をそのまま切り取ったようなレイアウトです。
残念ながらフナの姿は見られませんでしたが、イモリがゆっくりと泳ぎ、サワガニが岩の陰から顔を出す光景はとても印象的でした。

先生
先生

この展示を見て、「自分の水槽でも再現してみたい」と思わせてくれるような、魅力ある構成でした。

湧水地のほとりを歩いて

館内にはフナの実物展示はありませんでしたが、解説パネルにはその姿が紹介されていました。
どうやら、この湧水池にもフナが自然に生息しているようです。

見学後、私は実際に施設周辺の湧水池のほとりを歩いてみました。
透き通った水がゆるやかに流れ、周囲の景色もとても美しい。

先生
先生

残念ながらこの日はフナの姿を見つけることはできませんでしたが、
静かな水面のどこかでひっそりと泳いでいるのかもしれません。

まとめ

先生
先生

ということで、今回は『本願清水イトヨの里』について解説していきました。

男の子
男の子

湧水の中で暮らすイトヨの姿、ぜひ自分の目で見てみたいです!

先生
先生

そうですね。自然と共に生きる魚たちを観察すると、水の大切さを改めて感じられますよ。

女の子
女の子

環境と生き物のつながりを学ぶ、素敵な施設ですね!

施設情報

  • 住所
    福井県大野市糸魚町8-44
  • 電話番号
    0779-65-6053
  • 公式サイト
    https://www.city.ono.fukui.jp/kanko/shisetsu/itoyo.html
  • 営業時間
    9:00~17:00(最終入館16:30)
  • 休館日
    水曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始
  • 入館料
    無料

アクセス

  • 公共交通機関
    JR越美北線「越前大野駅」から徒歩約20分
  • 自家用車
    中部縦貫自動車道「大野IC」から約5分(無料駐車場あり)

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