福井海浜センター再訪記|変わる展示とフナたちの姿

訪問記録

福井県若狭町にある「福井県海浜自然センター(福井海浜センター)」を再訪しました。

以前訪れた際の印象から大きく変わった展示もあり、新たな発見や驚きが盛りだくさん。
特に淡水魚の展示はフナ好きには見逃せない内容で、地域の自然や文化を感じられる施設です。今回はその最新の様子をレポートします。

福井の水族館を再訪して ― 福井海浜センターの今

久しぶりに車好きの友達と福井県小浜へ遊びに行った帰り道、ふと「福井県海浜自然センター(福井海浜センター)」の近くを通ったので立ち寄ってみました。

先生
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前回訪れたのは2024年初めでしたので、
あのときの展示の印象が強く残っていたので、再訪したらどう変わっているのか楽しみでした。

入り口水槽の進化に感動

入口の水槽は以前はフナやモツゴが泳いでいるだけのシンプルなベアタンクでした。装飾もほとんどなく、魚をただ観察するための空間といった印象。

しかし、今回訪れると驚くほど洗練されたレイアウト水槽に変わっていました。

流木に活着した水草や、底床に丁寧に植え込まれた水草が生き生きと配置され、まるで自然の小川を切り取ったような雰囲気。展示を担当している飼育員の熱意が伝わってきます。

純粋にアクアリウムが好きな方が手掛けているのではないでしょうか。

展示されていた魚はモツゴ、ムギツク、アブラボテ、アブラハヤといった日本淡水魚。以前は泳いでいたフナの姿はなく、やはり水草を食べてしまうフナの導入は難しいのでしょう。

それでも、国産淡水魚にこだわった展示は好感が持てました。

相変わらず魅力的な三方五湖コーナー

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2階へ上がると、前回同様に「田んぼの展示」「三方湖や水月湖、菅湖の水槽展示」「ラムサール条約や固有種紹介の展示」が広がっていました。地域に根ざした生態系の紹介は、この施設ならではの強みです。

特にフナ類を多めに取り入れているのが嬉しいところ。三方五湖とフナの関わりは深く、田んぼの魚としても地域文化に結び付いています。展示を通じて、単なる観賞魚ではなく、地域の自然や暮らしと密接に関わる魚であることを改めて実感しました。

消えたナガブナ ― 謎の行方

今回残念だったのは、前回訪問時に固有種コーナーで飼育されていた「ナガブナ」が見られなかったことです。

2024年1月当時は、この施設以外ではほとんど展示されていなかったため、非常に貴重な体験でした。

先生
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しかし今回は姿がなく、代わりにヒブナや小型のフナだけが泳いでいました。
考えられる理由は二つあります。

死亡説

 捕獲時に叩き網漁で傷を負っていたため、弱っていた可能性があります。
お腹が凹んでいたのも気になっていたので、長期の飼育は難しかったのかもしれません。

移動説

 体長30cmを超える大型個体だったため、固有種水槽では狭すぎて、より大きな三方湖水槽へ移された可能性です。

成魚のギンブナと外見が似ているため、表記を「フナ類」としてまとめたのかもしれません。

先生
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いずれにせよ、次回訪問時の大きな注目ポイントになりそうです。

汽水湖展示にまさかのフナ登場

新しい発見としては「久々子湖の展示水槽」にフナがいたことでしょうか。

本来は塩分を含む汽水湖で、ボラやスズキが主役になるはずです。
ところが、そこに泳いでいたのはまさかのフナ。体高が高く、ヘラブナの特徴を示していました。

同居していたのはシマイサキ、ウロハゼ、ウナギ、ナマズ。淡水魚のフナやナマズが汽水環境に展示されているのは違和感がありますが、これは展示個体が減った結果、比較的強健で飼育しやすいフナを導入したためと推察できます。

先生
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小さな水族館ではよく見られる対応で、フナ好きとしては歓迎ですが、
一般の来館者にとっては「珍しさに欠ける」と感じられてしまうかもしれません。

全体的な管理状況と印象

館内を回って感じたのは、管理がやや杜撰に見えたこと。多くの水槽の壁面に茶苔が目立ち、写真を撮るにもクリアさに欠けます。また、海水コーナーでは展示個体がいない水槽がいくつか封鎖されていました。

先生
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夏休み明けで人手や予算の都合からでしょうか、
メンテナンスが追いつかないのかもしれませんが、
少し寂しい印象を受けました。

無料で楽しめる価値と今後への期待

とはいえ、この規模の展示を「無料」で開放している点は本当に素晴らしいです。

魚の展示だけでなく、地域の自然や文化に触れられる場所として価値は高いと思います。

福井県には今後も訪れる機会が多いので、次回はどんな展示が待っているのか楽しみです。
ナガブナの行方や汽水水槽のフナがどうなっているかも含め、再び観察したいと思います。

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