九頭竜川淡水魚ミニ水族館|フナのいる小さな水族館

小さな水族館
先生
先生

今回は「九頭竜川淡水魚ミニ水族館」について解説していきます。

女の子
女の子

先生、水族館なんですね?
名前に“九頭竜川”ってついてるのが気になります。

先生
先生

そうなんです。
この施設は、福井県を流れる九頭竜川と関係の深い場所にあるんですよ。

男の子
男の子

地域とつながりのある展示なんですね、
どんなところか気になります!

九頭竜川淡水魚ミニ水族館とは

福井県大野市にある道の駅「越前おおの 荒島の郷(あらしまのさと)」の総合案内所の隣に位置する小さな展示施設が、「九頭竜川淡水魚ミニ水族館」です。
この施設は、大野市を流れる一級河川「九頭竜川」に生息する淡水魚たちを紹介しており、訪れる人が身近な水辺の生き物に触れることができる場所となっています。

館内はこぢんまりとしていますが、水槽展示は丁寧に整備されており、福井の豊かな自然環境をそのまま再現したような雰囲気です。

先生
先生

道の駅を訪れた観光客が、休憩の合間に気軽に立ち寄れる自然学習スポットとしても人気を集めています。

道の駅「越前おおの 荒島の郷」について

「越前おおの 荒島の郷」は、2021年にオープンした比較的新しい道の駅で、「天空の城」とも呼ばれる越前大野城や、名峰・荒島岳の玄関口に位置しています。
広い敷地内には観光案内所、地元の食材を扱う直売所、レストラン、サイクリング拠点などが整備されており、観光と地域振興の中心的な存在です。

また、環境学習や地域の自然保護活動にも力を入れており、その一環として設けられたのが「九頭竜川淡水魚ミニ水族館」です。

先生
先生

ここでは、単に魚を展示するだけでなく、「九頭竜川流域の自然を守る」というテーマが根底にあります。展示解説もシンプルながら分かりやすく、小さな子どもから大人まで楽しめる内容となっています。

展示構成と水槽の特徴

館内には3つの水槽が並び、右から「カジカのいる水槽」「イワナ・ヤマメの水槽」「アラレガコのいる水槽」と構成されています。
その中でも、一番左側の「アラレガコのいる水槽」では、体長15cmほどのフナが1尾確認できました。

水槽は幅120cm・奥行60cmの大型タイプで、底には明るい砂利が敷かれ、壁面は青色。LED照明の光で非常に明るく、清流のような爽やかさを感じさせます。
室内照明が強くても反射が少なく、魚の姿がクリアに観察できる点も魅力です。

清潔な水槽と安定した水質

水槽の隅に見える太めのパイプから判断すると、オーバーフローフィルターを採用していると考えられます。
水質は非常に安定しており、水槽内にはコケの付着もほとんど見られません。

先生
先生

スタッフによるメンテナンスが行き届いているほか、コケを抑える効果を持つ砂利を採用している可能性もあります。

展示されている魚たち

展示中のフナは、体高のある体型からオオキンブナと推察されます。
明るい照明のもとで銀白色の体が輝き、観察しやすく健康状態も良好です。

同じ水槽では、天然記念物のアラレガコ(通称カマキリ)が2尾、さらにヤリタナゴと思われる小型魚も確認されました。

アラレガコとは?

アラレガコは、福井県や岐阜県の一部のみに生息する淡水魚で、正式名称は「カマキリ」といいます。体長10〜15cmほどの肉食魚で、ハゼの仲間です。

名前の由来は、体に雪のような白い斑点(アラレ模様)が散ることからとされています。かつては九頭竜川流域の多くの支流で見られましたが、環境の変化により数を減らし、現在は国の天然記念物に指定されています。

生息環境は冷たい清流で、砂礫底に潜むように生活しています。そのため、人工飼育や展示が非常に難しい魚としても知られています。

「九頭竜川淡水魚ミニ水族館」では、この希少なアラレガコを間近で見られる貴重な機会を提供しており、水槽内での混泳展示は全国的にも珍しい取り組みです。

九頭竜川と地域の自然

九頭竜川は福井県を代表する一級河川で、全長は約116km。岐阜県の石徹白峠を源流とし、勝山市・大野市を経て福井平野を貫流し、日本海へと注ぎます。
「暴れ川」として知られるほど流れが急な一方で、豊かな自然環境を育む川でもあり、アラレガコやイワナ、ヤマメ、カジカ、フナなど、多様な淡水魚が生息しています。

上流域は透明度が高く、冷たい湧水を源とするため、イワナやヤマメが見られます。中流から下流にかけては流れが緩やかになり、フナやコイ、タナゴなどが姿を見せます。

先生
先生

このように、九頭竜川は「上流から下流まで多様な生態系が連続して存在する貴重な河川」として、環境保全の面からも注目されています。

アラレガコとフナの共存という希少展示

元々はアラレガコの餌としてフナが導入された可能性も

アラレガコは肉食性が強く、他魚との混泳は難しいとされています。それにもかかわらず、
この水槽ではフナやタナゴが傷一つなく共存しており、非常に珍しい例といえるでしょう。

先生
先生

要因としては泳ぐ層の違いでしょうか。
また、フナやタナゴも俊敏な泳ぎをするので攻撃を受けにくいということもあげられます。

男の子
男の子

魚同士の行動域を考慮して
展示環境を細かく調整しているんですね。

まとめ

先生
先生

ということで、
今回は「九頭竜川淡水魚ミニ水族館」について解説していきました。
道の駅にありながらしっかりとした展示内容で見どころのある施設になります。

男の子
男の子

旅行先の道の駅で水槽を見れたら癒されます。
小さな水族館でも、地域の自然を感じられる場所って素敵です。

先生
先生

そうですね。
自然と人のつながりを伝える施設としても魅力があります。

女の子
女の子

今度、道の駅とあわせて訪れてみたくなりました!

九頭竜川淡水魚ミニ水族館は、小規模ながらも清流の生態系を丁寧に再現した展示が印象的です。
天然記念物のアラレガコをはじめ、地域の川に生息するフナやヤマメ、カジカなど、福井の水辺を代表する魚たちを間近で観察できます。

道の駅「越前おおの 荒島の郷」で地元の味覚や風景を楽しみつつ、この水族館で“九頭竜川の小さな世界”をのぞいてみるのもおすすめです。
自然と人のつながりを感じられる、静かで心地よい展示スポットです。

施設情報

  • 住所
    福井県大野市蕨生(わらびょう)137-21-1
  • 電話番号
    0779-64-4500
  • 公式サイト
    https://arashimanosato.com/
  • 営業時間
    9:00~18:00(冬期は平日 9:00~17:00)
  • 休館日
    12月31日・1月1日
  • 入館料
    無料

アクセス

  • 公共交通機関
    JR越美北線「下唯野駅」から徒歩約15分
  • 自家用車
    中部縦貫自動車道「荒島IC」/国道158号沿い

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