西宮環境サポートセンター ミニミニ水族館|フナのいる小さな水族館

小さな水族館
先生
先生

今回は『西宮環境サポートセンター ミニミニ水族館』について解説していきます。駅前にありながら、自然を身近に感じられる小さな水族館ですよ。

男の子
男の子

えっ、西宮駅前に水族館があるんですか?
しかも無料なんてびっくりです!

先生
先生

そうなんです。市内の川にいる淡水魚を中心に、珍しい生き物たちも展示されています。フナの仲間も観察できるんですよ。

女の子
女の子

それは楽しそう!
どんな展示になっているのか、もっと知りたいです!

西宮市環境学習サポートセンター内にある「ミニミニ水族館」

西宮市環境学習サポートセンター内にある「ミニミニ水族館」は、西宮市内の河川や水路に生息する淡水生物を中心に、約35種類の生き物を展示しています。

​展示されている生物には、ヨシノボリ、カマツカ、ムギツク、ウナギ、クロダイ、アユ、アメリカザリガニ、モクズガニ、モリアオガエル、カメなどが含まれ、在来種や外来種、絶滅危惧種も紹介されています。

​水槽の数が多く、興味深い展示が多数あり、環境教育の一環として水辺の自然環境の大切さを学ぶことができます。
​また、施設内には環境関連図書の閲覧コーナーや情報提供コーナーもあり、子どもから大人まで楽しめる内容となっています。​

西宮市の河川について

西宮市には、六甲山系から大阪湾へと流れる多くの河川があり、豊かな自然環境と都市生活が調和しています。市内を流れる代表的な河川には、以下のようなものがあります。

  • 武庫川(むこがわ)
  • 夙川(しゅくがわ)
  • 仁川(にがわ)
  • 津門川(つとがわ)
  • 有馬川(ありまがわ)

これらの川は、市民の暮らしや文化と深い関わりを持っています。夙川は桜の名所として知られ、春には多くの花見客で賑わいます。
また、有馬川沿いの緑道では、初夏にホタルの観賞が楽しめるなど、自然とのふれあいの場となっています。

河川環境の保全

かつては水質汚濁が問題となっていましたが、下水道整備などにより改善が進められています。
一方で、六甲山系由来の自然ふっ素による環境基準超過が見られる河川もあり、注意が必要です。
西宮市では、市民参加型の環境学習や保全活動を推進し、自然と共生するまちづくりが進められています。

フナの展示している水槽紹介

兵庫の中でも都会の西宮市の駅前にある小さな水族館です。
無料で入れて淡水魚の展示数もなかなか多いので、なかなかいい施設になります。

その中にもフナの展示がありましたので紹介していきます。
展示個体は「フナの仲間」と特に同定作業は行なっていません。兵庫県付近だとオオキンブナとギンブナが混じっていて分類は難しいですからね。

先生
先生

正直でよろしいですね。

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男の子
男の子

種類ななんなんですかね?

先生
先生

見た感じでは体高的におそらくはオオキンブナと推察します。

健康状態に難あり

先生
先生

ただ、健康状態はあまりよくないですね。

体長は20cm前後と比較的大型です。
おなかがへっこんでいたり、目が濁っていたり、尾鰭が曲がっていたりと何かしらの不具合がある。
体長もそこそこあることからも老成個体なのかもしれませんね?

飼育設備

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水槽サイズも120くらいとそこそこの大きさで展示環境はいいですね。

アクセサリーは特になく、砂利だけですが水槽内を逃げ回るとかはそんなになく環境慣れはしている印象です。
濾過は外部フィルターを用いており、水槽の水質はかなり綺麗な状態です。

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一つ気にになるのはかなり水流の強い水中ポンプを使用している点でしょうか。フナ自体は止水性の魚だしそこまで必要はないかと思われます。
むしろ流れについていけず、水槽の端っこにおいやってしまっいる状態です。逃げ回らないのではなく水流に疲弊して逃げ回れないのが正しい意味合いなのかもしれませんね。

設備に関する改善策

この施設内は照明は最小限で暗めになっており、水槽内はLED照明のおかげで非常に明るいので、観察自体は非常にしやすいです。

一方で、水槽内へ不要な設備を設置したり、ドカンや隠れ家をいれる必要がない水槽にも入れてたりすることによって、本来の魚の生態を観察できなくしたり、健康状態を阻害している点は少々にきなります。

展示環境はいいのに魚の特性や飼育管理が杜撰なパターンですね。
魚についての生態にはあまり知識がない人が作ったのかな?ポテンシャルはあるのに残念ですね。

展示規模や個体種類が適切ですし、分類学的展示としての規模があるのはいいですね。

交通機関を推奨

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あと、気になる点としては、駐車場は提携していない点でしょうか。
西宮市と兵庫県の中ではそれなりに都会ですから、駐車場の確保が難しいのは仕方ないのでしょうけど。

車で来場する場合には近くの有料駐車場にとめる必要があります。

15分200円とまぁまぁ高めなので、気持ち的にこの水族館にはあまり長居するのが心理的に難しいですね入館料が無料なだけあって少々残念です。

西宮市環境学習サポートセンター ミニミニ水族館 施設概要

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  • 住所
    〒662-0832
    兵庫県西宮市甲風園1丁目8-1 ゆとり生活館アミ1階
  • 電話番号
    0798-67-4520
  • 開館時間
    9:00~17:00
    休館日
    毎週日曜日(祝日の場合も休館)
    毎週月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
    年末年始(12月29日~1月3日)
  • 入館料
    無料
  • 公式情報
    西宮市公式サイト 環境学習サポートセンター

アクセス

  • 公共交通機関を利用する場合
    阪急電鉄「西宮北口駅」北西出口より徒歩約5分
  • 車の場合
    専用駐車場・駐輪場はありません。公共交通機関の利用をおすすめします。

まとめ

先生
先生

ということで今回は『西宮環境サポートセンター ミニミニ水族館』について解説していきました。小規模ながら見応えがあり、環境教育にもぴったりな施設でしたね。

女の子
女の子

はい!都会の中でも、自然にふれられる場所があるのって素敵ですね。
フナの仲間の観察も面白そうでした!

先生
先生

そうですね。施設のポテンシャルは高いので、魚たちにもっと優しい環境づくりにも期待したいですね。

男の子
男の子

私も実際に行って、いろんな魚たちをじっくり観察してみたいです!

コメント