ここでは、フナについての基本情報を書いていきます。
フナに関する内容を簡素的に知るにはおすすめです。
フナとは
フナは動物界-動物門-硬骨魚網-コイ目-コイ科のグループの魚です。
日本淡水魚の中で最も分布が広く、北は北海道、南は九州沖縄まで幅広く生息しています。
数が最も多い魚の一つで、日本においては最も馴染み深い淡水魚ですね。
フナの種類
フナには6種類の仲間が日本に存在しています。
- キンブナ
- ギンブナ
- ナガブナ
- オオキンブナ
- ニゴロブナ
- ゲンゴロウブナ
そんなフナですが分類が非常に困難であり、
見分け方については、学者も頭を悩ませている魚の一つになります。
フナの形態
外見はコイ属に似るが髭はない。各鰭が大きい上に体が小さい為、全体的に幼形的である。
ちなみに、コイ科の中では相当な大型であり。コイ亜科の魚の中では体長の平均が最小の属である。
外見がタナゴ属に似るが、背鰭と尻鰭の棘が硬く、体の幅が細い。フナ属の魚に対して小型の種類が多い。
最大体長は平均として30~40cm、ゲンゴロウブナは50cmを超えるが、あくまで自然界での記録であり、飼育下では20~30cm程度に留まり、しかも大半は飼育容器に合わせて成長が止まる。
体色は背中側が光沢のある黒色か褐色で腹側が白い。(保護色を行うので、明度、色、環境により変化する)
フナの生態
日本を含むユーラシア大陸に広く分布し、河川、湖沼、溜め池、用水路など。水の流れのゆるい淡水域なら大抵のところに生息する。
純淡水魚だが、汽水域に生息することもある。
体が小さい点で比較的寒さに強く緯度が高い地方に生息している。
コイには劣るが群れを成す。フナがコイの群れに合わさることも多い。
雑食性だが、鰓把数と腸の長さにより食の好みが左右する。
性格は臆病であるが、気が荒い面も多く飼育する際には知らずと苦労する。
フナの語源
ここでは、フナの名の由来について書いていきます。
とりあえず、説を書けるだけ書いておきます。どれが本当なか、自分で判断していただきたい。
- フナの「ナ」が魚の意味を表すのは確かである。
- フナの「フ」については「浮」を示すとか「あふみ(近江)」の上下を略されたものであるとか水田や養魚池を指すという説がある。
- フナの「フ」は田んぼを指す語。「ナ」は魚の意。「田んぼにすむ魚」という意味になる。
- フナは泳ぐときにお互いに付いていく(群れを成す)ことから「鮒」という漢字を当てて呼んだもの。
- フナは煮て食べると骨が柔らかくなることから、「骨なし」と呼ばれて、次第に「ホネナ→フネナ→フナ」と転訛された。
- フナには別名があったのだが、漢字が日本に伝来した際に「鮒」の字を当てた為。
- 「鮒」の音読み「フ」と「ナ」という魚を意味する文字を合わせて「フナ」と呼ぶようになった為。
- 中国では「?襭」という漢字「ヂィ」という名で流通し、呼ばれていたのだが、日本では「鮒」という漢字が流通してしまい、もとの漢字は忘れられてしまった。
注)これらは全て一説であり、どれが本当なのかは分かってはいません。
まとめ
今回はフナについて解説しました。
生物学のまとめ感覚で書いてみましたが、少しでもフナに興味持っていただけたら幸いです。
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