琵琶湖で漁師体験してきた話

漁業学

どうも、あおいふなです。今回はフィッシャーアーキテクトさんの漁師体験をしてきました。

現在、フナの漁業学について記事を執筆しており、取材を兼ねて琵琶湖の漁業分化についての体験をしたいと思っていました。

そんな中で見かけたのが滋賀県で漁師をしている駒井さんが行っている「琵琶湖のお試し漁師体験~Expert BI-WAKE UP~」です。

夜明け前から漁師の漁を一緒に体験してみたい方へ
朝船上での朝食付きの漁師体験のチケットをお送りいたします。

自然とともに生きる、漁師の仕事を実際に真夜中に出て漁師の暮らしを体験し、朝を迎えます。

※Intro BI-WAKE UP  漁導入紹介を体験済み、もしくは体力仕事が大丈夫な漁。

本来ならば漁導入紹介を検討していたのですが、こちらは2名以上からの開催ですので、お一人様の私はこちらを選択しました。

漁に行くまでの話

この体験は朝5時に琵琶湖の和邇漁港集合になります。現在、愛知県に住んでいる私は車で約2時間半の道のり・・・距離ガバじゃなければ死んでいたな。

いずれにせよ、集合時間がそれなりに早いので、前日は夕方6時には就寝。
朝1時半に起床し、いそいその準備して、2時には出発しました。
これは体内時計がぶっ壊れますね。数日は寝不足になりました。

車で2時間ちょいで滋賀県の和邇漁港に到着しました。
もっと時間がかかるかと思っていたのですが、深夜帯は高速道路の交通量が少なくて空いていましたので、思ったよりも早く到着しましたね。

深夜帯のドライブってワクワクしますね。またしたい。

到着時刻は深夜4時半。湖の周りは街灯はあれど真っ暗ですね。
コンビニ以外で営業しているお店もありませんし、私も普段は熟睡している時間ですね。

ただ、4月になりそこまでお外が寒くないので、車を降りて活動を始めます。

漁に向けて汚れてもいい服装に着替えをしたり、夜中の湖岸のみちのりを散歩していたりして深夜の時間を過ごしていました。

早朝の漁の出発

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5時前に駒井さんが駐車場に来て軽く挨拶し、貸出物であるライフジャケットやカッパを装着して準備完了。漁港にある駒井さんの漁船へと乗船して出発します。

この時点で時刻は5時。まだお外はくらいままですね。
その後はボートに乗って魞のあるポイントまで移動します。

正直、この舟での移動時間がめちゃくちゃ楽しかったです。
天気は雨も降っておらず、風も穏やか、空は若干明るみ出した中でボートに乗って移動するという機会はなかなか味わえませんからね。

海と違って潮風でベタベタしませんし、ものすごく快適でしたし、漁体験前で。ものすごくワクワクしていました。

船旅ならば大型の旅客船で豪華な物が良いに決まっていますが、
こういう冒険しているような高揚感が味わえるものも悪くありませんね。

魞漁

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6時ごろに最初のポイントに到着しました。これは魞言う漁で、琵琶湖の湖畔でよく魞が設置されている姿を見ることができる漁になります。

ただ、普段は湖畔から眺める程度ですから、こんなに近くで見たのは初めてですね。
ここでは簡単に魞の構造や、取れる魚の種類、そして魚の取り上げの作業を体験することができました。

詳しい内容は別の記事で書きますが、実際に魚を追い詰めた「ツボ」と言われる場所で魚の取り上げをするお手伝いをさせていただきました。

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まずは魞を構成しているロープやオモリや網などの取り揚げしながら、少しずつ魞に入っている魚たちを1カ所に集めていきます。

この網が地味に重たくて、持ち上げるのにはかなり力を使いましたね。
肉体労働を日常的にしていない人にはかなり厳しいくらいでしょうか、腰をやらないように注意が必要です。

網をどんどん寄せていると次第に魞の坪が小さくなっていきます。網には植物プランクトンや小魚の死骸、そして大きな魚の鱗がゴミと付いてきますので、叩き落としながら手繰り寄せていきます。

鱗の形として、もしかしたらフナがいるのではないかと少しワクワクしていましたね。

その予感は当たりました。

最後にツボで網を手繰り上げたときにに、 大きなフナが姿を表していました。私は大興奮。他にもイサザやコアユも取れていましたね。

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はじめての漁体験で、まさかフナが取れるとは思っていませんでしたね、私のテンション爆上がり。

フナをタモで救う作業もさせていただきました。ありがとうございます。

ボートに戻って移動する道中ではずっと生簀に入ったフナを眺めていましたね。

他の量

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この他にも、ウナギのウケ漁やアユの刺し網も体験しました。

うなぎウケでは、複数の塩ビ管の筒が水中に沈められ、その中に入っている魚を捕獲する漁になります。

筒の中にはイサザやナマズ、ブルーギルなどの小魚がおりましたがなかなかうなぎはいない様子。その中の1つの筒からは、体長30cm程度のウナギの姿を見ることができました。

続いてアユの刺し網ですが、こちらでは体長10cm程度のアユを取ることができました。

選別と出荷

一通りの漁が終わる頃には8時ごろになり、港に帰港します。

港に戻ったら生簀に入っている魚をバットに移して、取れた魚の種類を選別していきます。

大きく分けると、イサザとコアユ、その他の魚(あとはゴミ)と分けていきます。

私もお手伝いして取れた魚の種類を仕分けていきます。

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仕分けが済むと終わると、漁港のすぐ近くの漁協へ魚を出荷します。
今回はイサザが出荷できる単位まで漁獲できましたので、そちらをもっていきました。

漁協内では、魚の選別をしている漁師さんや、スゴモロコをとっている他の漁船、別の漁で漁獲されたであろう大型のフナを見ることができました。

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先ほど魞で取れたフナですが、なんと「お土産」として持って帰っていいそうです。
駒井さんが丁寧に行き締めをして、クーラーボックスに入れて渡してくれました。

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クーラーボックスといっても、発泡スチロールの箱ですが、獲れたフナはそれ以上に大きくて尾びれが収まらなかったですね。

そんなこんなで、漁体験は終了、解散となりました。
非日常を味わえるワクワクする体験でした。

店舗情報

フィッシャーアーキテクト
https://biwakeup.thebase.in

漁業体験の他にも、旬の魚を届けるギフトセットや、琵琶湖の魚のレシピなども紹介しているサイトになります。よろしければご覧ください。

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