今回は川魚の採集方法について解説していきます。
これを読めば野生のフナの捕まえ方の参考になるかと思います。
採集方法は複数ある
淡水魚の魅力の一つに手軽な採集が挙げられます。
ただ、やみくもに採集を行うだけだとまともに捕まえられないこともあります。
・魚の分布、生息環境、生態調べる。 ・適切な時期と道具を使う。
以上のポイントで採集する時期や生態などを把握した上で採集を行いましょう。
今回は3つの採集方法について解説していきます。
ビンドウ
ビンドウに小麦粉などを練った餌を入れて生息地に30分ほどつけておく方法になります。
これは仕掛けというもので、モンドリの中にエサを入れて使用します。
水中にセットして魚を仕掛けにはめ込み捕獲する方法になります。
プラスティック製のものとアミでできたものがございます。
これは餌に寄せられて小型のコイ科魚類が集まってきて、瓶の中に入ります。
そして、中に入ったら出られない構造になっています。
メリット:一番手軽
最大のメリットは手軽なことでしょうか。
エサを入れて魚がいそうな場所に沈めるだけなので、川に入ることもなく手間がかからないのは大きいですね。
デメリット:時間がかかる
欠点としてはすぐには入手できないということです。
設置しても魚が入るには時間がかかりますし、確認もできないので、セットして翌日に回収するということもあり得ますね。
取れる魚は小型のフナの他にタナゴ、モロコ、ヒガイなど。
流れの緩やかな場所に生息している小型のコイ科魚類が多いですね。
流れの早い場所で使用するとエサの匂いが流れてしまいやすいので、効果が薄いです。
設置するときには魚が集まっていて且つ流れのゆるい場所にしましょう。
注意点としては長時間起きすぎると魚が出ていってしまったり、魚が入りすぎて酸欠になってしまいます。
タイミングを見計らって回収しましょう。
必要なもの
※注意点 場所によって使用が禁止されている河川もあります。 使用する際には漁協に問い合わせてください。
釣り
流れの早い場所や水深がある場所で効果がある採集方法になります。
次に紹介するのは「釣り」での採集です。
これは釣竿を用いて魚を釣る方法になります。
メリット:広い場所で捕まえられる
釣りの最大のメリットは魚を取れる範囲の広さになります。
湖沼や河川など深く入っていけない場所でも行えるのはいいですね。
フナを狙う場合は魚の影が目視できない濁りのある用水路や池がオススメです。
デメリット:腕が試される。
デメリットとしては、すぐに入手できるとは限らない点です。
場所によっては釣れないこともありますし、ヒットした後に取り込みなど決して簡単ではありません。
飼育がメインではなく、釣りをメインでたのしむのがいいでしょう。
オイカワ、カワムツ、ウグイなどの採集は釣りが効果的です。
オイカワは夏の夕方の時間帯は盛んに餌を食べるので、水面近くに餌を流すと効果的です。
フナを釣る場合は流れが緩やかな水路を狙うのがオススメです。
なお、詳しいやり方についてはこちらでも解説しています→【フナの釣り文化】
必要な機材
必要なものとして「釣竿」、「仕掛け」、「エサ」が必要になります。
また、釣り上げたのちに取り込むための針外しや、魚を素手で触らないための雑巾などもあるといいですね。
すくい網を用いた採集方法
次に紹介する方法はガサです。
川に実際に入ってタモアミとサデ網を利用して魚を捕まえる方法になります。
メリット:手軽
このメリットとしては一番手軽ということです。
近くの用水路に網を使って捕まえるだけなので、非常に簡単です。
必要なものも基本的に網だけなので、必要な荷物も少ないのもいいですね。
デメリット:深い場所は難しい
デメリットとしては、網の届く範囲のみしか使用できないということです。
そのため、網が届かない深い用水路や広い池なのでは使用できません。
また、用水路での捕獲になるので、そこまで大きな魚は取りづらいというのも難しいですね。
採集方法
魚がいそうな場所に網を入れます。
たとえば、水路の中で水草の中を掬うとフナだけでなくタナゴやタモロコなどの仲間を採集することができます。
必要なもの
必要なものとしては「あみ」程度でしょうか。
川に入って採集を行うならウェダーが必要な程度ですね。
荷物が少ないのはガサのいいところですね。
まとめ
以上が採集による方法になります。
捕獲するだけならお金がかかりませんので、お気に入りの個体が入手できたら持ち帰って飼育してみましょう。
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