こんにちは、今日は「ゲンゴロウブナ」という魚についてまとめてみます。
ゲンゴロウブナは、フナの仲間で、池や川でよく見かける魚です。
でも、他のフナとは少し違った特徴を持っているんです。このまとめを読んで、ゲンゴロウブナの面白いところや生態について一緒に学んでいきましょう。
特徴
背鰭15~18分岐軟条。鰓把数95以上。全長40cmほど。
琵琶湖固有種。体高が高く円盤型の体型をしている。植物プランクトンを食べるため、鰓把が長く発達し、数も多い。釣りの対象として人気があり、ヘラブナとはゲンゴロウブナを品種改良したもの。
尾柄部の暗色稚魚斑は、体長3cm前後まで、ギンブナ同様に非常に明瞭だが、他のフナ類との大きな違いは、暗色斑を取り囲むように、後ろ側に並んで顕著な乳白色斑が現れる点である。
この黒白2色の帯がでる特徴は、むしろコイの稚魚に似ているが、コイでは黒白が並んでいるだけで、ゲンゴロウブナのように黒斑を白色斑が後ろ側から半分を取り囲むような模様にならない。
絶滅危惧IB類 (EN) (環境省レッドリスト) (2007年)
特徴と起源
カワチブナ(ヘラブナ)がゲンゴロウブナであると言うのはよく言われていますが、
他のフナが起源である可能性はあるのか?
詳しく見て行きましょう。
分類と起源
ここでは加福竹一郎さんが書かれた「カワチブナの起源についての考察」という論文の中から
フナの分類ついての意見の紹介と私の感想を記載していきます。
フナの分類学については様々な人が色々な文献を出していますので、
ここではさまざまな文献の紹介をして情報を増やせて行けたらいいなと思っています。
学名と種小名
Carassius cuvieri Temminck & Schlegel, 1846
日本の琵琶湖に生息する日本固有種であるゲンゴロウブナ。本種は日本産のフナ類で唯一、種として確立しています。
種小名Cuvieriですが、これはフランスの動物学者「キュヴィエ Georges cuvier(1769-1832)」から由来している。種として確立している為、異名が非常に少ないです。
由来にまつわる物語
近江では古くからゲンゴロウブナの味を高く評価されているが、「ゲンゴロウ」という名が付けられた理由はご存じだろうか。
これは水中昆虫の「ゲンゴロウ」ではなく、「源五郎」という人物に由来するといわれています。これにも複数の話が存在するので記載していく。
生態
ゲンゴロウブナ(Carassius cuvieri)は、雑食性のフナではありますが、様々な種類の植物プランクトンを エサとして摂食しています。
一体どんな種類があるのでしょうか、みてみましょう。
泳ぐ層
普通のフナと比較して泳ぐ層がコロコロ変化するゲンゴロウブナ。
そんな彼らには悲しい物語があるのでした。
飼育
日本産フナ類の最大種。飼育をするためにはそれなりの大型の水槽が必要になる。しかし食性がプランクトン食性であり、飼育下ではなかなか大きくなりにくい。
餌自体が特殊である為、しっかり餌やりを工夫しないと痩せてしまうことが多く、一般家庭では育成の難易度が高い種類である。
水族館
フナの中でも大型のため、小さい水槽での展示は少なく、大半が大型水槽でも展示である。
基本的には池くらいの大型水槽に展示されており、広々とした水槽ないで悠々と泳いでいる姿を見ることができる。当然、水量の多い水槽で飼育している個体はどれも大型になり体長30〜40cmの個体はザラに存在している。
ヘラブナ釣り
環境学
絶滅危惧IB種
減少要因としては、繁殖場となる琵琶湖沿岸のヨシ群落の減少、内湖の減少のほか、北米産外来魚2種(オオクチバス、ブルーギル)による卵、仔稚魚、未成魚の捕食などが考えられる。
国内外来種としてのゲンゴロウブナ
本種はプランクトン植物を主食とする一次消費者のため、個体数の割には水域生態系への影響がそれほど大きくないと考えられる。移植は古くから行われており、1930年には茨城県霞ヶ浦に放流されている。ただし多くは釣りを目的としたもので、食用魚としての移植は非常に少ない。全国の湖沼に生息しているのは釣りを目的とされた放流が原因である。
まとめ
これで、ゲンゴロウブナについてのまとめは終わりです。
ゲンゴロウブナがどんな魚か、そしてどんな場所に住んでいるのかがわかってきましたか?
魚の世界には、まだまだたくさんの不思議があるので、
これを機会にいろんな魚についても調べてみてくださいね。
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