
今回は「ゲンゴロウブナ」について解説していきます。
名前は聞いたことがあっても、どのような魚なのか詳しく知る機会は意外と少ないかもしれません。まずは基本から一緒に見ていきましょう。

どんな特徴があるのか楽しみです。

初めての方にもわかりやすいように紹介していきますので、
気軽に読み進めてみてください。

ありがとうございます。
ゲンゴロウブナについてしっかり学んでいきます。
特徴

- 背鰭15~18分岐軟条
- 鰓把数95以上
- 全長40cmほど。
ゲンゴロウブナは琵琶湖の固有種です。
体高が高く、円盤型の体型をしています。植物プランクトンを食べるため、鰓把が長く発達しており、数も多いのが特徴です。釣りの対象としても人気があり、ヘラブナはゲンゴロウブナを品種改良したものです。
尾柄部の暗色稚魚斑は、体長3cm前後までギンブナと同じように非常に明瞭です。一方で、他のフナ類との大きな違いとして、暗色斑を取り囲むように、後ろ側に並んだ顕著な乳白色斑が現れます。
この黒白2色の帯が出る特徴は、むしろコイの稚魚に似ています。ただし、コイでは黒白が並ぶだけで、ゲンゴロウブナのように黒斑を白色斑が後ろ側から半分取り囲むような模様にはなりません。

特徴と起源

カワチブナ(ヘラブナ)がゲンゴロウブナである
と言うのはよく言われていますが、
他のフナが起源である可能性はあるのか?詳しく見て行きましょう。

分類と起源
ここでは加福竹一郎さんが書かれた「カワチブナの起源についての考察」という論文の中から
フナの分類ついての意見の紹介と私の感想を記載していきます。
フナの分類学については様々な人が色々な文献を出していますので、
ここではさまざまな文献の紹介をして情報を増やせて行けたらいいなと思っています。

学名と種小名

Carassius cuvieri Temminck & Schlegel, 1846
日本の琵琶湖に生息する日本固有種であるゲンゴロウブナ。
本種は日本産のフナ類で唯一、種として確立しています。
種小名Cuvieriですが、これはフランスの動物学者「キュヴィエ Georges cuvier(1769-1832)」から由来しています。
種として確立している為、異名がほとんどないですね。

由来にまつわる物語

近江では古くからゲンゴロウブナの味を高く評価されていますが「ゲンゴロウ」という名が付けられた理由はご存じでしょうか?。
これは水中昆虫の「ゲンゴロウ」ではなく、「源五郎」という人物に由来するといわれています。
これにも複数の話が存在するので記載しきます。

生態

フナ属魚類は雑食性ですが、ゲンゴロウブナはプランクトン食性であり、
様々な種類の植物プランクトンを摂食しています。
そんな植物プランクトンですが、一体どんな種類があるのでしょうか?みてみましょう。

泳ぐ層
ゲンゴロウブナは、普通のフナに比べて泳ぐ層が変化しやすい魚です。
植物プランクトンを食べるため、水中の餌の多い場所を求めて、捕食者から逃げるために中層から表層へ移動することもあります。
フナが泳ぐ層を知ることで釣りの成果が上がるかもしれません。詳しく見ていきましょう。

飼育

ゲンゴロウブナは、日本産フナ類の中でも最大級の種類です。
成魚では40cm以上になることもあるため、飼育する場合はそれなりに大型の水槽が必要になります。
ただし、ゲンゴロウブナは植物プランクトンを主に食べる魚であり、飼育下ではなかなか大きくなりにくい傾向があります。
また、餌の内容も特殊なため、しっかり工夫して給餌しないと痩せてしまうことがあります。
そのため、一般家庭での育成難易度は高い種類だといえます。

水族館


ゲンゴロウブナはフナ類の中でも大型になるため、多くの施設では大型水槽で展示されています。
基本的には、池のように広い水槽で飼育されており、ゆったりと泳ぐ姿を観察できます。
水量に余裕のある環境で飼育されている個体は大きく成長しやすく、
体長30〜40cmほどの個体が見られることも珍しくありません。

ヘラブナ釣り


ヘラブナ釣りは、日本を代表する淡水の釣り文化の一つです。
対象となるヘラブナは、ゲンゴロウブナをもとに品種改良された魚で、引きの強さや繊細なアタリが多くの釣り人を魅了しています。
専用の竿やウキ、練りエサを使い、池や湖、管理釣り場で楽しむのが一般的です。
釣果を競うだけでなく、日本独自の奥深い釣りとして現在も多くの愛好家に親しまれています。

環境学
絶滅危惧に指定されている

原産地である琵琶湖において生息数が減少しており「絶滅危惧IB種」に指定されています。
減少要因としては、繁殖場所となる琵琶湖沿岸のヨシ群落や内湖の減少が挙げられます。
また、北米原産の外来魚であるオオクチバスやブルーギルによって、
卵、仔稚魚、未成魚が捕食されることも、個体数減少の一因と考えられています。

国内外来種としてのゲンゴロウブナ

本種は植物プランクトンを主食とする一次消費者であるため、個体数の割には水域生態系への影響は比較的小さいと考えられます。
ゲンゴロウブナの移植は古くから行われており、1930年には茨城県の霞ヶ浦にも放流されています。ただし、その多くは釣りを目的としたものであり、食用魚としての移植はあまり多くありません。
現在、全国の湖沼で見られるゲンゴロウブナの多くは、釣りを目的とした放流によって広がったものと考えられます。

まとめ

今回は「ゲンゴロウブナ」について解説していきました。
特徴や生態を知ることで、身近なフナの仲間にもさまざまな違いがあることがわかりましたね。

同じフナの仲間でも、
それぞれに個性があることがよくわかりました。

これをきっかけに、ほかのフナ類や身近な淡水魚にも興味を持ち、
水辺の自然を観察してみてください。

ありがとうございます。
これからは魚を見るときに、種類や特徴にも注目してみたいと思います。


コメント